塩の働き
塩(ナトリウム)の働きは大きく4つあります。まずは「体液の塩分濃度の調整」です。人間の体液というのは、塩分濃度が約0.85%(生理食塩水と同じ)に保たれ、ナトリウムとカリウムによる調節されます。
細胞外液の塩分濃度が薄まると骨のナトリウムを放出し、逆に高くなるとナトリウムは骨に吸収され、体液塩分濃度を調整するのです。
次は「体液のph値調整」です。酸性・アルカリ性を示す値がph値です。人間の体液はpH 7.35~7.45の弱アルカリ性に保たれているのですが、食物を摂ったとき、体内代謝によって酸性物質が生成されやすくなります。そこで、血液など細胞外液に酸性物質が来るとナトリウムが中和して、弱アルカリ性を保つようになっています。
そして「他の栄養素の消化や吸収の促進」です。塩化ナトリウムの元となる塩酸は胃液の主成分です。これがたんぱく質の分解を促進し、更には、ミネラルなど栄養素の吸収も補助します。
最後は「筋肉の動き、神経伝達のサポート」です。人間の神経伝達、筋肉の収縮や弛緩は、電気刺激によって行われています。 脳から神経細胞を経て筋肉細胞へ筋肉を動かす信号が送られてくると、細胞内カリウムと細胞外ナトリウムが入れ替わり、これで電気が発生して刺激となっています。筋肉の弛緩も同様です。このように、塩(ナトリウム)というのは、体にとって無くてはならない成分なのです。あくまでも摂り過ぎがいけないのです。
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細胞外液の塩分濃度が薄まると骨のナトリウムを放出し、逆に高くなるとナトリウムは骨に吸収され、体液塩分濃度を調整するのです。
次は「体液のph値調整」です。酸性・アルカリ性を示す値がph値です。人間の体液はpH 7.35~7.45の弱アルカリ性に保たれているのですが、食物を摂ったとき、体内代謝によって酸性物質が生成されやすくなります。そこで、血液など細胞外液に酸性物質が来るとナトリウムが中和して、弱アルカリ性を保つようになっています。
そして「他の栄養素の消化や吸収の促進」です。塩化ナトリウムの元となる塩酸は胃液の主成分です。これがたんぱく質の分解を促進し、更には、ミネラルなど栄養素の吸収も補助します。
最後は「筋肉の動き、神経伝達のサポート」です。人間の神経伝達、筋肉の収縮や弛緩は、電気刺激によって行われています。 脳から神経細胞を経て筋肉細胞へ筋肉を動かす信号が送られてくると、細胞内カリウムと細胞外ナトリウムが入れ替わり、これで電気が発生して刺激となっています。筋肉の弛緩も同様です。このように、塩(ナトリウム)というのは、体にとって無くてはならない成分なのです。あくまでも摂り過ぎがいけないのです。
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